2008/04/24

 

イラク・バスラ緊急支援

「花と爆弾」でも支援させてもらっている、JIM-NETさんの緊急支援プロジェクトのお知らせです。


イラク開戦より5年を迎えた3月下旬から、イラクの治安がますます悪化しているようで、JIM-NETさんが支援を続けてきたバスラの癌の子どもたちの治療継続が困難な状況にあるそうです。

治療を継続するための水や食料の緊急支援を開始するそうです。

「花と爆弾」では毎年9月に純益を計算し、JIM-NETさんなどのNGOに寄付を行っていますが、緊急プロジェクトということで、前倒しをして、4月中にこれまでの純益の一部を寄付させてもらうことにいたしました。そして、本日(4/24)郵便局より2万円を送金いたしました。払い込み書の画像は、定例の9月の寄付の後、他の払い込み書の画像と共に、「花と爆弾」HPに掲載させていただきます。


読者、支援者の皆様のおかげで、このような緊急支援にも対応することができたことに、大変感謝いたしております。



一日でも早く、バスラの子どもたちが癌の治療を再開できますように☆


支援活動の詳細などは、JIM-NETイラク・バスラ緊急支援をご覧下さい。

2008/04/03

 
アンディとマルワ

アンディはアメリカに住む陽気な高校3年生だった。卒業後は奨学金をもらって大学に進学することも決まっていた。そんな2001年の6月のある日、雑誌の広告に目がとまる。
資料請求するだけで、重量挙げ用グローブを進呈!」

ただでグローブがもらえると、アンディは資料請求をした。グローブより先にアンディのもとにやってきたのは、米軍海兵隊の徴募係官・・・。グローブが欲しいという子どもらしい願いが、彼を2003年4月のバグダッドへと連れゆくことになる。


バグダッドの近郊に住むマルワは妹思いのしっかり者。お父さんは事故で亡くなって家は貧しかったけれど、やさしいお母さんに見守られて、大きくなったら小児科のお医者さんになるのが夢だった。2003年4月までは。


今日、『アンディとマルワ-イラク戦争を生きた二人の子ども』を読みました。著者はユンゲル・トーデンヘーファーというドイツの元有力政治家(それも超保守系)ということで一瞬ひるみましたが:)、読んでみると、9/11以降のアフガニスタン攻撃とイラク戦争に対する、彼の心からの怒りと反省と、この悲劇を繰り返させてはいけないという決意を感じました。彼が丹念に追ったふたりの子ども-アンディとマルワ-、なぜ私たちはこの子どもたちにこんな過酷な運命を背負わせてしまったのか。深く考えさせてくれる一冊です。

「子どもひとりの命は、世界中の国家指導者の戦績より重い」
          ユンゲル・トーデンヘーファー

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